1970s' RYA RUG
70年代に工房で製作された希少な「RYA RUG」(リーヤラグ)です。「RYA RUG」とは、北欧式の毛足が太く長い牧歌的な手織の敷物。山形緞通では1960年代初期にスウェーデンの繊維デザイナー、エバ・ガデリュウスの指導によって国産化を果たしました。かすり染めによって美しい緑のグラデーションに染められた光沢シャギー羊毛をたっぷりと使用しながらも、意識的に織り密度を緩くしており、重量も佇まいも軽やかな一枚に仕上がっています。在庫は1枚のみ、未使用の蔵出し品です。
※お使いのモニターやディスプレイ環境により、実際の色味と異なって見える場合がございます。
[ この製品の製法 ]
手織(ており)
山形緞通の原点です。方眼紙のように細かな原寸大製作図面に合わせて、職人が縦糸に毛糸を結び、カットします。一段ずつじゅうたんを織り上げ、専用の道具で織目の密度を一定に整える。この作業を一日数千回繰り返します。繊細で正確な反復作業が求められる高度な手仕事であり、一日に織り上がる長さは数センチ程度です。
[ 素材について ]
主原料となる羊毛は、上質なニュージーランド産羊毛とイギリス産羊毛です。選び抜いた複数種を、剛直性、弾力、柔軟性、肌触り等の観点から、各製品に最適な割合でブレンドします。その後、自社の染色工房で堅牢に染め上げ、スチーム処理で撚りを調整したオリジナルの糸が完成。糸専門の職人が各製品用に仕上げます。