WASHI(S)
江戸時代から伝わる和紙を張り合わせた敷物「油団」(ゆとん)から着想を得た、「和紙」を素材に活用したじゅうたんです。和紙の撚り糸である「紙糸」に、生成りの羊毛とシルクを掛け合わせ、4層の長短によって構成された毛足が、豊かな触覚を生活の足元にもたらします。
※お使いのモニターやディスプレイ環境により、実際の色味と異なって見える場合がございます。
[ この製品の製法 ]
手刺(てさし)
手織緞通の量産化を図った製法です。原寸大の製作図面を基布に転写し、フックガンという専用の工具で羊毛を打ち込み、刺繍のようにじゅうたんを織っていきます。職人が工具と一体になり、図面に対して正確な動作を行うと共に、常に一定の力で高密度に羊毛を打ち込んでいくには、修練による高い技術を要します。
[ 素材について ]
主原料となる羊毛は、上質なニュージーランド産羊毛とイギリス産羊毛です。選び抜いた複数種を、剛直性、弾力、柔軟性、肌触り等の観点から、各製品に最適な割合でブレンドします。その後、自社の染色工房で堅牢に染め上げ、スチーム処理で撚りを調整したオリジナルの糸が完成。糸専門の職人が各製品用に仕上げます。
共同開発 / デザイナー
- 隈 研吾Kengo Kuma
- 1954年生。1990年、隈研吾建築都市設計事務所設立。慶應義塾大学教授、東京大学教授を経て、現在、東京大学特別教授・名誉教授。50を超える国々でプロジェクトが進行中。自然と技術と人間の新しい関係を切り開く建築を提案。主な著書に『隈研吾 オノマトペ 建築 接地性』(エクスナレッジ)、『日本の建築』(岩波新書)、『全仕事』(大和書房)、『点・線・面』(岩波書店)、『負ける建築』(岩波書店)、『自然な建築』、『小さな建築』(岩波新書)、他多数。
https://kkaa.co.jp/