OISO
1960年代より世界で活躍を続けるグラフィックデザイナーの葵・フーバー・河野が、1982年にはじめてデザインを手掛けたラグです。夫のスイス出身のグラフィックデザイナー、マックス・フーバーと暮らしたサンニョ村の美しい住まいで愛用されてきた1枚を、当時の製作者である山形緞通が忠実復刻しました。限定エディション9枚、残すところ数点です。
※お使いのモニターやディスプレイ環境により、実際の色味と異なって見える場合がございます。
[ この製品の製法 ]
手刺(てさし)
手織緞通の量産化を図った製法です。原寸大の製作図面を基布に転写し、フックガンという専用の工具で羊毛を打ち込み、刺繍のようにじゅうたんを織っていきます。職人が工具と一体になり、図面に対して正確な動作を行うと共に、常に一定の力で高密度に羊毛を打ち込んでいくには、修練による高い技術を要します。
[ 素材について ]
主原料となる羊毛は、上質なニュージーランド産羊毛とイギリス産羊毛です。選び抜いた複数種を、剛直性、弾力、柔軟性、肌触り等の観点から、各製品に最適な割合でブレンドします。その後、自社の染色工房で堅牢に染め上げ、スチーム処理で撚りを調整したオリジナルの糸が完成。糸専門の職人が各製品用に仕上げます。
デザイナー
- 葵・フーバー・河野
- 1936年、日本のグラフィックデザイン界を牽引した河野鷹思の長女として東京に生まれる。スウェーデン王立美術大学を経て、62年に渡伊。マックス・フーバーのスタジオでイラストレーションの仕事に携わりつつ、ブルーノ・ムナーリやアッキーレ・カスティリオーニらと恊働。グラフィック、イラスト、ペインティング、デザイン等、幅広い分野で活躍を続けている。